著者/磯道保子さん
素晴らしい出会いに感謝の心
2004年「いのちは母の贈りもの」を出版され、昨年、日本自分史文学会主催「第8回私の物語・私の自分史」で優秀賞を受賞された本に続く第2弾
この本を出版された、きっかけは?
私が受講しているNHK学園の自分史講座専任講師の先生に「あなたの紀行文は、面白いからまた出版してみたらどうですか?」と勧められて…。
今回で4冊目の出版になるのですが、2冊3冊と作っていると、また出したくなりますよね(笑)
題名は?
私はローマに行くと心が解放される感じがします。ローマは、昭和53年にバス事故に遇って、全く知らない異国の地で、入院を余儀なくされた所でした。最低の自分をみせたところです。でも、人の優しさ・温かさに触れた場所でもありました。言葉が分からなくても通じあえた場所だったのです。その想いも込めて、このタイトルにしました。
本が完成した感想は?
「また出来たわ!生きていればいろんなことができる。生きるって素晴らしい!」と言うのが、率直な感想です。
本の体裁はどうですか?
今まで出版した中で、一番読みやすいですね。分量もちょうどいい感じで…。気に入っています。
どんな方に読んでもらいたいですか?
月並みではありますが、たくさんの方に読んでいただきたいです。そしてローマでお世話になったシスターの方々や、事故に遭った時に診ていただいた主治医の先生にも読んでいただきたいですね。
生け花の先生をされていて、茶道も絵も描かれる才能あふれる方です。(もちろんカバーの絵もご自身で描かれています。)とても読みやすく、心に残る一冊になっています。