蒼天の航海記

著者/松本 純隆さん

患者第一主義への羅針盤

23-8医療と共に家族と歩み続けた人生を感謝を込めて綴った自分史

初の自分史のご出版となりましたが、どういった経緯だったのですか?

平成22年に道ノ尾病院創立50周年を迎え、平成24年には、昭和62年に就任して以来25年間努めてきた院長職を長男に譲り、ようやく自分の時間が持てるようになってきました。
この機に、父母のこと、戦中戦後の幼少期、上五島の思い出、学生時代から今日まで出会ったさまざまな人との触れ合いなどをまとめてみようと思い立ちました。

本文の最初は、お父様の生い立ちから始まっていますね。

私の人生を語る上で、多大なる影響を受けた両親のことから記すのが、適当だと考えました。
私の知り得ることは、書き記しておこうと思いましたので。
後に、子どもたちや孫がこの本を読んでくれる時には、貴重な資料にもなると考えました。

出版してみていかがでしたか?

今、改めて人生を振り返って思うことは、全てにおいて幸運だったということです。
思い込んだらまっしぐらの私をこれまで支えてくれた家族、特に妻には病院でも家庭でも支えてもらいました。
本の中には、日頃口にすることのない家族への思いも綴っています。ご笑覧いただけたら幸いです。