著者/宮城ま咲さん
何のずっか保証せんばい!
2003年に出版した詩集から4年後、待望の第2弾!今回は、甘縲怩ュ薫る、訓示・諫言集。
まず、タイトルの「訓薫諫甘」ですが、これは造語ですか?
はい、私が作りました。訓示や諫言みたいな忠告って耳が痛いから、聞きたくないと思われるでしょうけど、自分にとって不都合なことでも、聞いてみれば後で役に立つと思うのですよ。だから、堅い漢字に”甘い”とか”薫る”という柔らかくておいしそうな字をくっつけてみました。音にしても、繰り返しでリズミカルだし、犬っぽくてかわいいかもと思いました。(笑)
今回の出版のきっかけは何ですか?
1作目を出す時は、出版という事に関しての知識がないに等しく、自分らしさを、どうアピールしたらいいのか分からず、いっぱいいっぱいな本になってしまいました。それで、初心に返って、まず地元の方に自分を知ってもらうために、わがままを聞いていただけそうな昭和堂さんにご協力いただこうと思いました。
何故、詩を作っていらしゃるのですか?
生意気だとか、わがままだとか「今忙しいから」と、私の声を聞いてもらえない事が多かったので、自己表現の場が、紙や画面の上に移っていったというのもあるかもしれません。
同音異義語を書き分けられるし、落ち着いて考える時間をとれるから、しゃべるより書く方がメリットが多いと今は感じてます。
本はどこにこだわりましたか?
そうですね、一部受けする本にはしたくなかったので、より多くの人に読んでもらうために堅苦し過ぎず、砕け過ぎない字体を選んだり、活字だけの本の敷居を取り払って、絵や写真を挿入することで、平易な気持ちで、気軽に開いてもらえる本を目指しました。
小さくて、かわいらしい印象ですが、本の内容は、繊細でするどい感性を感じる、子どもでも大人でもない宮城ワールドです。是非一度手にとってご覧ください。